米寿の自費出版「初雁」のできるまで
紙質は、選ぶのが大変なほどあった。
紙色、紙質も自分で選び、特に表示の色だけは「あさぎいろ」にこだわりました。
とても明るく、若々しく、清潔な色で、ともすると俳句の会の先生などに頼んだりしますと、老人には老人色があるとばかりに、押しつけがましく暗い茶系統の表紙を勧められてしまうという話を聞きかじりました。このあたりは先生に対する遠慮を感じて窮屈になるといったこともなく、自由で、紙質選びは、とても楽しいものになりました。

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